熱海港から初島へ、新高速船「金波銀波」運航中！

熱海港と初島を結ぶ連絡船を運航するのが、富士急グループの富士急マリンリゾート。2025年7月12日（土）から新高速船「金波銀波」（きんぱぎんぱ）の運航が始まり、話題を呼んでいます。「船まるごと初島」がコンセプトで、単なる移動手段でない非日常体験の提供を目指したという富士急らしい高速船です。

「イルドバカンス三世号」を川西康之デザインで改装

全4階（地階～3階）からなる船内ですが、1階前方部には、大海原を一望にする「特別室：金富士」を備え、2階の遊歩デッキは竹馬風ベンチがある公園のような空間となっていて、子供の目線に合わせて設計された大きな窓からダイナミックな海景を楽しむことができます。

人工芝の広場や富士山型の背もたれを備えたボックスシートでは高速船ならではの波しぶきを感じることもできるようになっています。

この高速船「金波銀波」の投入で、熱海〜初島航路は「初島リゾートライン」に名称も変更。
「金波銀波」は、これまでの「イルドバカンス三世号」を改装した船で、292t、速力は18.6ノット（33.5km/h）、定員は630人となっています。
デザインは、箱根・芦ノ湖で就航した富士急グループの「箱根遊船 SORAKAZE」を手がけた川西康之が担当、外装は、「初島の岩石」をモチーフにした黒色ベースに、熱海が発祥地である国産レモンの「黄色」をアクセントとして取り入れています。