富士宮市の冨士山本宮浅間大社で『流鏑馬(やぶさめ)まつり』

富士宮市に鎮座する冨士山本宮浅間大社(富士山ではなく「冨」士山が正式です)。
駿河国(静岡県東部の旧国名)の一之宮で、全国に1300社ほどある浅間神社の総本社。
さらには「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています(県境問題でもめる富士山の山頂部一帯は富士山本宮浅間大社の神域で、奧宮が鎮座しています)。
そんな冨士山本宮浅間大社で『流鏑馬(やぶさめ)まつり』が齋行されます。

ルーツは源頼朝の「富士の巻狩り」

冨士山本宮浅間大社

冨士山本宮浅間大社

『流鏑馬まつり』は、1193(建久4)年5月、源頼朝が「富士の巻狩り」を行なった際に、奉納したことに起因するといわれる古式ゆかしい行事です。
「富士の巻狩り」は、源頼朝が征夷大将軍となった直後に、その権威を西国の武将に示すことを目的のひとつとしたであろう一大軍事演習。
現在の富士宮市など富士山麓を舞台に、御家人(源頼朝と主従関係を結び従者となった武士)を結集して、「巻狩り」を行ないました。
「巻狩り」は、将軍頼朝の前で勢子(射手=待子の側に鳥獣を追い出す人)の追い立てた獲物を馬上から弓で射る武術の訓練です。

頼朝の流鏑馬は西行直伝?

古文書には、源頼家の鹿狩り、新田四郎忠常の猪退治などが記されているので、鹿や猪を狩ったものだと推測できます。
そんな鹿や猪を的に変えて行なわれるのが流鏑馬(やぶさめ)。疾走する馬上から的に鏑矢(かぶらや)を射る儀式で、平安時代から行なわれていました。
『吾妻鏡』には1186年(文治2年)8月15日、鶴岡八幡宮に参拝した源頼朝が、奥州へ向かう途中だった西行に出会い、そこで西行から弓馬(流鏑馬)のことを聞き、翌年の鶴岡八幡宮の放生会で流鏑馬を奉納しています。
西行の俗名は、佐藤義清(さとうのりきよ)。出家して僧になる前は、鳥羽上皇に仕える北面の武士だったのです。

GWは冨士山本宮浅間大社に注目

2016年5月4日(水・祝)〜5月6日(金)、富士宮市の冨士山本宮浅間大社で『流鏑馬(やぶさめ)まつり』が齋行。
本祭の5月5日(木・祝)には境内桜の馬場にて鎌倉武士の狩り装束のいでたちで、勇壮な小笠原流流鏑馬式が行なわれます。

5月4日(水・祝)
9:00=川原祓・馬場祓、12:00=末社巡拝、15:00=流鏑馬習礼(しゅうらい=練習)
5月5日(木・祝)
9:00=流鏑馬本祭、12:00~14:00=流鏑馬練行、15:00=流鏑馬式
5月6日(金)=後日祭

冨士山本宮浅間大社

冨士山本宮浅間大社

EVENT DATA

開催日 2016年5月4日(水・祝)〜5月6日(金)
開催地住所 静岡県富士宮市宮町1-1
開催場所 冨士山本宮浅間大社
地図
電車・バスで JR富士宮駅から徒歩15分
ドライブで 東名高速道路富士ICから西富士道路を7km走った小泉出入口から国道139号へ。国道139号を1km走った妙円寺前を左折、県道76号を2kmで浅間大社社前
駐車場 150台/無料
問い合わせ 富士宮市観光協会TEL0544-27-5240

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