大室山は伊豆屈指のパワースポット!

伊東、そして伊豆高原のシンボル的な存在である大室山。
実は、伊豆屈指のパワースポットなのだとか。
どんなパワーが秘められているのでしょうか?

山頂火口に鎮座する大室山浅間神社

国の天然記念物に指定されている大室山。現在はその環境保全のために、登山道の利用はできません。
大室山の山頂に立つ方法は、大室山リフトを利用します。
「実は、リフトで登った山頂のお鉢(火口)には、浅間神社が鎮座していますが、そこが江戸時代には有名な信仰の場所だったようです」(伊東市の観光関係者の話)。
大室山噴火口中腹(東側)に鎮座する之が大室山浅間神社。
浅間神社は江戸時代に隆盛を極めた富士山信仰(富士講=明治以前は神仏混淆)で、富士宮にある富士山本宮浅間大社が、総本宮。
祭神は木花之佐久夜毘売命(このはなさくやひめにみこと=浅間大神/神仏習合時代には「富士大菩薩」「浅間大菩薩」とも)で、全国1300社の浅間神社ではすべて祭神が同じです。

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↑大室山山頂は富士山を遙拝する地にもなっています

ところが、この大室山浅間神社と、松崎町にある雲見浅間神社などは、祭神が磐長姫命(いわながひめのみこと)。
磐長姫命は木花之佐久夜毘売命の姉です。
古事記や日本書紀によれば、姉妹の父である大山祗神(おおやまつみのかみ)は、瓊々杵命(ににぎのみこと)に姉妹を差し出しますが、美人の妹(木花之佐久夜毘売命)だけを妻にして、手を付けただけで姉の磐長姫命は突っ返したというのです。
それで、大室山で、姉神の磐長姫命出産したという伝承が残されています。

神仏混淆時代の承応3年(1654年)、3代将軍・徳川家光、そして4代将軍・徳川家綱を補佐し、「知恵伊豆」(伊豆守という官職と知恵出づとかけた)と呼ばれた松平信綱が社殿を創建しています。
このときに、すでに大室山に「二人妻伝説」があったかは定かでありません。
しかし、安産の信仰があったのは、次の史実からも明らかです。

大室山浅間神社

↑赤い社が大室山浅間神社

安産のお礼に安置の五智如来地蔵尊

山頂の一角に五智如来地蔵尊が祀られています。実はその場所が、旧登山道の降り口(現在は廃道に)。
1663(寛文3)年、相模国・岩村(現在の神奈川県真鶴町岩)の地頭・朝倉清兵衛の娘が9歳で妊娠。
安産を大室山浅間神社祈願したところ、願いが通じて無事出産。
真鶴石で五智如来地蔵を築造。船で富戸湊に運び、富戸の強力兄弟が一体を3回に分けて背負い、合計15回の登山で運び上げたのが五智如来地蔵尊です。

五智如来とは、密教における5つの知恵である法界体性智(ほうかいたいしょうち=大日如来の知恵)、大円鏡智(だいえんきょうち)、平等性智(びょうどうしょうち)、妙観察智(みょうかんざっち)、成所作智(じょうしょさち)を5体の如来にあてはめたもの。
大日如来(だいにちにょらい)・阿閦如来(あしゅくにょらい)・宝生如来(ほうしょうにょらい)・阿弥陀如来(あみだにょらい)・不空成就如来(ふくうじょうじゅにょらい)を合わせて金剛界五仏あるいは五智如来と呼びます。

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トップの画像は、大室山の伊豆大島側に安置され八ヶ岳地蔵尊。
地元伊東周辺の漁師は、大室山を目印にして自分の現在地を知りました。
大室山は海上安全、そして大漁祈願の聖なる山でもあったのです。
そうして地元の漁師が安置したの地蔵尊ですが、痛みが激しくなったので、昭和59年に2代目が安置されました。

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