お宮の松

熱海サンビーチを背にし、ホテルの建ち並ぶ国道135号沿いに植えられている、お宮の松。横には尾崎紅葉作の未完の人気新聞小説『金色夜叉』(明治30年〜明治35年に読売新聞に連載)の有名な一場面、主人公の貫一がお宮を蹴っているブロンズ像(昭和61年建立・舘野弘青作)が立っています。

初代の松は「羽衣の松」だった!

初代の切株
初代の切株
2代目の松
2代目の松

尾崎紅葉の新聞小説『金色夜叉』の中で、間寛一(はざまかんいち)とお宮(鴫沢宮/しぎさわみや)の熱海海岸での別れの場面の舞台。

初代の松は羽衣の松と呼ばれていましたが、大正8年に尾崎紅葉の弟子・小栗風葉の句碑「宮に似たうしろ姿や春の月」を建立したことから、お宮の松と呼ばれるようになりました。

現在の松は昭和41年に植えられた2代目。ブロンズ像とともに今も熱海のシンボルになっています。

毎年1月17日の『尾崎紅葉祭』では、貫一・お宮の海岸での別れの名場面を熱海芸者が演じています。

1月17日に行なわれる『尾崎紅葉祭』
1月17日に行なわれる『尾崎紅葉祭』

 

お宮の松
名称 お宮の松/おみやのまつ
所在地 静岡県熱海市東海岸町
関連HP 熱海市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR熱海駅から徒歩15分
ドライブで 西湘バイパス石橋ICから約18km
駐車場 市営東駐車場(320台/有料)
問い合わせ 熱海市都市整備課公園緑地室 TEL:0557-86-6218
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

貫一お宮の像

2017.01.17

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