能満寺

能満寺

静岡県榛原郡吉田町にある弘長2年(1262年)創建の臨済宗妙心寺派の古刹、能満寺。境内には高さ6m、主幹の根回り4.5m、枝数約90、樹齢は推定1000年という大ソテツがあり、国の天然記念物に指定され、「日本三大ソテツ」にも数えられています。

大ソテツが茂る臨済宗の古刹

能満寺

元寇の役が起こると勅願寺として官寺に列せられた名刹で、地元では知恵の仏様として有名。
元和3年(1617年)築の山門をくぐり、石畳の道を歩くと、元禄元年(1688年)の再建で入母屋造りの本堂があります。
この本堂に覆い被さるように茂っているのが、大阪府堺市の妙国寺、静岡市清水区の龍華寺のソテツとともに「日本三大ソテツ」に数えられる大ソテツです。
平安時代の陰陽師・安倍晴明(あべのせいめい)が中国から持ち帰ったと伝えられ、徳川家康に所望され、駿府城に移したところ「寺へ帰りたい」と夜ごとに泣くため、元に戻されたという話が「遠州七不思議」のひとつに数えられています。

江戸時代後期の享和3年(1803年)刊行のガイドブック『遠江古蹟図絵』にも東海道を参勤交代途中の諸大名が見学に訪れることが記されているほどの名物でした。

能満寺
名称 能満寺/のうまんじ
所在地 静岡県榛原郡吉田町片岡2517-1
関連HP 吉田町公式ホームページ
電車・バスで JR藤枝駅南口から静鉄バス相良営業所行きで30分、吉田高校下車、徒歩10分
ドライブで 東名高速道路吉田ICから約2.5km
駐車場 町営駐車場(50台/無料)
問い合わせ 能満寺 TEL:0548-32-1555
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展望台小山城

展望台小山城

静岡県榛原郡吉田町の能満寺山公園にある模擬天守が展望台小山城(てんぼうだいこやまじょう)。かつての武田信玄と徳川家康の攻防の地、小高い能満寺山(のうまんじやま)に建つ城跡。一帯は能満寺山公園として整備されています。今川氏真(いまがわうじざね

能満寺

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