静岡県静岡市葵区、南アルプスを源流とする大井川に築かれた堤高125mの中空重力式コンクリートダムが畑薙第一ダム。その美しいダム湖が畑薙湖(はたなぎこ)です。中部電力の発電用ダムで、畑薙湖が畑薙第一発電所の上池として機能し、下池(畑薙第二ダムのダム湖)との間で夜間などの余剰電力を利用した揚水式発電が行なわれています。
南アルプス南部の登山基地
中空重力式コンクリートダムとしては世界一の堤高を誇るダムで、昭和37年に完成。
下流の井川ダムから、静岡県道60号(南アルプス公園線)が通じており、ドライブでの到達が可能。
南アルプス南部の山々の赤石岳、聖岳(以上は深田久弥の『日本百名山』)、荒川岳、茶臼岳などへの登山口でもあり、南アルプスの玄関口としても機能しています。
畑薙第一ダムサイトでは夏季、「登山者カード」の提出が可能です(夏山登山臨時駐車場前)。
畑薙第一ダムの1.5kmほど北にある沼平ゲート(ぬまだいらげーと)まで、車で進入が可能(畑薙第一ダムバス停から徒歩20分)。
その先、東俣林道への車の進入はできません。
沼平ゲート前には「沼平登山指導センター」があり、「登山者カード」の提出、登山情報を入手できます。
沼平ゲートから上流2.5kmの地点には、畑薙湖にかかる全長181.7mの畑薙大吊橋があり、茶臼岳への分岐点になっています。
畑薙湖(畑薙第一ダム) | |
名称 | 畑薙湖(畑薙第一ダム)/はたなぎこ(はななぎだいいちだむ) |
所在地 | 静岡県静岡市葵区田代1131-2 |
ドライブで | 新東名高速道路新静岡ICから約73km |
駐車場 | 畑薙第一ダム夏季臨時駐車場(150台/無料) |
問い合わせ | 南アルプス井川観光会館 TEL:054-260-2377 |
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