富士川に架る橋は数多く東名高速道路の富士川橋、静岡県道396号富士由比線の富士川橋、山梨県道405号割子切石線の富士川橋とまぎらわしいのですが、新東名高速道路に架橋された橋が新富士川橋。富士市と富士宮市の間を流れる日本三大急流にも数えられる富士川を複合アーチ橋でひとまたぎにしています。
日本三大急流・富士川をアーチ橋でひとまたぎ
富士川の最下流に架る国道1号(富士由比バイパス)の橋も新富士川橋なのでかなりややこしいのですが、平成24年4月14日に開通した新東名高速道路の新富士IC〜新清水IC間にあるのも新富士川橋。
橋長は、上り線が365m、下り線が381m。
アーチ支間長(主径間長) 265mで、国内第7位のアーチ橋です。
ほとんど無名の存在ですが、日本初の鋼・コンクリート複合アーチ橋として平成16年度の土木学会田中賞を受賞。
アーチ支間265.mは複合構造として、フランスのRANCE橋(アーチ支間261.m)を凌ぐ世界最大のアーチ橋です(完成時)。
隣接する富士川トンネルは、新東名高速道路の中では2番目に長いトンネル(上り線4503m、下り線4428m)。
新東名高速道路には、最新の橋梁技術が投入され、芝川高架橋、猿田川橋、巴川橋、内牧高架橋、藁科川橋、桂島高架橋、都田川橋が土木学会田中賞(橋梁・鋼構造工学に関する優秀な業績に対して贈られる賞)を受賞しています。
新富士川橋 | |
名称 | 新富士川橋/しんふじがわばし |
所在地 | 静岡県富士宮市星山〜富士市南松野 |
ドライブで | 新東名高速道路新富士ICと新清水ICの間 |
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