秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居

秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居

静岡県浜松市天竜区春野町、秋葉山の山上、本殿のある上社の入口に立つのが、幸福の鳥居。黄金に輝く鳥居で、その色から黄金の鳥居、標高866mで、雲海に浮かぶ上社の境内という立地から天空の鳥居とも称されています。遠く遠州灘(最短で35km)、浜名湖(29km)を眺める絶景の地。

ハート型の猪目が描き出す「幸福の鳥居の隠れハート」

秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居

かつて秋葉山には神階の最高位である正一位を掲げた金銅の鳥居が立っていましたが、それに代わって参詣者の幸福を祈願して黄金に輝く幸福の鳥居を再建したもの。
もともとの金銅鳥居は、武田家遺臣の多くが徳川家康の配下となって井伊家に属し、家康と密接な関係にあった可睡斎(かすいさい/袋井市)が支配した秋葉山で忠誠を誓った関係で、井伊直孝(井伊直政の次男・彦根藩2代藩主)が寄進したものでしたが、戦時中に金属供出で失われていました。

平成5年に今上天皇(きんじょうてんのう)のご成婚を記念して再建された幸福の鳥居は、南を向いて立っているため、真南から低い角度で陽が差し込んだ際には、扁額に開けられた猪目(いのめ=火伏の魔除けや福を招く護符の意味合いがあり、ハートを逆さにしたかたち)部分から光が漏れ、ハート型を描くようになっています。
光と影が生み出した偶然なのか、はたまた緻密に計算されたものなのかは定かでありませんが、「幸福の鳥居の隠れハート」と称されています。

秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居
秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居
名称 秋葉山本宮秋葉神社・幸福の鳥居/あきばさんほんぐうあきばじんじゃ・こうふくのとりい
所在地 静岡県浜松市天竜区春野町領家841
関連HP 秋葉山本宮秋葉神社公式ホームページ
ドライブで 新東名高速道路浜松浜北ICから約25km
駐車場 300台/無料
問い合わせ 秋葉山本宮秋葉神社(上社)TEL:053-985-0111/FAX:053-985-0113
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
秋葉山本宮秋葉神社(上社)

秋葉山本宮秋葉神社(上社)

静岡県浜松市天竜区春野町、山麓と天竜スーパー林道で結ばれる秋葉山の山上に鎮座するのが、秋葉山本宮秋葉神社(上社)。別当の秋葉寺(神仏習合時代は秋葉大権現)とともに、火防(ひぶせ)の神として名を馳せた地で、本殿があるのが山上の上社、山麓の下社

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