第40回羽衣まつり|静岡市|2023

羽衣まつり

2023年10月7日(土)、静岡市で『第40回羽衣まつり』を開催。フランスにて能「羽衣」の上演に生涯を捧げたエレ-ヌ・ジュグラリス(フランス人舞踏家)を顕彰するために世界文化遺産に登録の三保の松原で行なわれるもの。能『羽衣』発祥の地で演じられる薪能(たきぎのう)は、羽衣の松を鏡板とし、駿河湾の大海原、伊豆の山々、松林を揺らす秋風という「日本随一のロケーション」。当日は、『エレーヌ祭り』も開催され、「羽衣の舞」の奉納も行なわれます。

エレーヌ・ジュグラリス夫人を顕彰して始まったイベント

羽衣伝説が伝わる三保の松原
羽衣伝説が伝わる三保の松原
 
美しい日本の情景と伝統文化に憧れ、フランスで能『羽衣』の公演に力を注ぎ、三保の地を訪れることなく、若くして逝ったエレーヌ・ジュグラリス夫人(1916年〜1951年)。その顕彰と羽衣伝説の継承、舞台芸術の紹介、国際交流などを兼ねて行なわれるイベント。
エレーヌ・ジュグラリス夫人は、まだフランスに日本の大使館も領事館もない時代にもかかわらず、西洋に数多く伝わる「白鳥伝説」と通じ、ヨーロッパの人々にも分かりやすい「羽衣」に心惹かれ、その上演に情熱を傾けました(民俗学的にも羽衣伝承と白鳥飛来地は相関関係にあるという説があります)。

エレーヌ夫人の遺志を果たすため夫のマルセル氏が三保の松原を訪れたのは戦後間もない昭和26年。
昭和27年11月1日、三保の松原に「羽衣の碑」(エレーヌの碑)が完成。
羽車神社(御穂神社離宮)の例祭時に、氏子によってエレーヌ夫人の顕彰が行なわれてきましたが、昭和59年から『フランスフェア羽衣まつり』(現在の『羽衣まつり』)が開催されるようになりました。

伯良神社と羽車神社を結ぶ「神の道」
伯良神社と羽車神社を結ぶ「神の道」

 

第36回羽衣まつり|静岡市|2019
開催日 2023年10月7日(土)16:30〜19:30頃(開場15:45)
所在地 静岡市清水区三保
場所 静岡市三保松原文化創造センター「みほしるべ」前の広場
関連HP 静岡市公式ホームページ
電車・バスで JR清水駅・静岡鉄道新清水駅からしずてつジャストライン東海大学三保水族館・三保車庫行きで25分、三保松原入口下車、徒歩10分
ドライブで 東名高速道路清水ICから約11km
駐車場 100台/無料
問い合わせ 羽衣まつり運営委員会事務局 TEL:054-221-1014/FAX:054-221-1407
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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