環境省は2025年6月30日(月)、「令和7年度 水浴場(開設前)の水質調査結果について」を発表しましたが、「水質が特に良好な水浴場(開設前)」という最高評価の海水浴場は11ヶ所。そのうち5ヶ所がなんと、静岡県沼津市市内にあり、深海である駿河湾の水質のきれいさが際立つ結果になっています。
駿河湾の深海、富士山の湧水が最高の水質を生む!

環境省の調査対象になっているのは全国744ヶ所の水浴場。
水浴場というのは、調査対象には海水浴場だけではなく、琵琶湖などの湖水浴場、河川の水浴場も含まれているからです。
調査対象項目は、ふん便性大腸菌群数、油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度の4項目。
調査の中で、「水質AA」となったのが471ヶ所で、全体の63%を占めていますが、「水質AA」の中でも、COD平均値が0.5mg/L以下の水浴場にごくごく限られ、令和7年度の調査では11ヶ所しかありません。
今回、COD平均値が0.5mg/L以下で「とくに良好」とされた水浴場は、静岡県沼津市内の大瀬海水浴場(おせかいすいよくじょう)、島郷海水浴場、千本浜海水浴場、井田海水浴場、平沢海水浴場(らららサンビーチ)の5ヶ所、沖縄県恩納村の万座ビーチ、サンマリーナビーチ、タイガービーチ、ルネッサンスビーチの4ヶ所、秋田県仙北市の田沢湖遊泳場、東京都三宅村の大久保浜海水浴場の11ヶ所です。
沼津市内の海水浴場の水質がきれいなのは、駿河湾の水深が深いこと(日本一深い)、そして沼津に流れ込む河川が、富士山の清冽な湧水であること、そして沼津市内にも数多くの湧水群があることがあげられます。
ダイビングでも人気が高いのも、海が澄んできれいだから。
海水浴、どこに行こうかと迷ったなら、まずは沼津を候補地に。
お盆など空気が澄んでいて、晴れていれば富士山を眺めながら泳ぐこともできます(ただし道路は渋滞)。

環境省の水浴場調査で「水質最高評価」の11ヶ所のうち、5ヶ所が沼津市に! | |
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