静岡県浜松市西区、浜名湖弁天島のシンボル「弁天島観光シンボルタワー」(赤鳥居)の立つ瀬が、いかり瀬。12haという大きな瀬ですが、太平洋から直接、今切口を通って海水がぶつかるため、多様な生物が生息しています。事前に予約すれば南浜名湖遊覧船(弁天島遊船組合)で渡ることも可能です。
浜名湖の無人島で自然観察を楽しもう!
いかり瀬では、南浜名湖遊覧船(弁天島遊船組合)が無人島探検(植物・水生生物観察)を行なっているほか、「舞阪の自然を守る会」が定期的に自然観察会を開催しています。
砂地にはイシガニ、スナガニ、キンセンガニ、ガザミ、メガネラッパなどのカニ、アマモ茂る海にはタツノオトシゴ、ギンポ、イシガレイ、ヘダイなどが生息しています。
いかり瀬の上は、瀬という名がついてはいますが、無人島的な草原で、木が茂り、ハマボウフウも咲きます。
また潮干狩りのスポットとしても有名ですが、近年はアサリの不漁のため(近年のアサリの漁獲量減少は深刻で、浜名湖の風物詩でもある潮干狩りは存亡の危機に)、中止の年も多くなっています。
湾口の工事が進み、湖に外洋から潮が多量に入るようになったため、湾入口付近の塩分濃度が上昇してしまい、水質がアサリの生息に適さなくなってきた可能性があるともいわれています。
いかり瀬に立つ赤鳥居は、舞阪町観光協会が昭和48年、「弁天島観光シンボルタワー」として建立されたもの。
浜名湖弁天島・いかり瀬 | |
名称 | 浜名湖弁天島・いかり瀬/はまなこべんてんじま・いかりせ |
所在地 | 静岡県浜松市西区 |
関連HP | 弁天島遊船組合公式ホームページ |
電車・バスで | JR弁天島駅から徒歩3分で弁天島海浜公園 |
ドライブで | 東名高速道路浜松西ICから約12km |
駐車場 | 弁天島海浜公園駐車場(400台/有料) |
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