新橋浅間神社で『富士山(御殿場口)開山式』|御殿場市

毎年7月1日、静岡県御殿場市の新橋浅間神社で『富士山(御殿場口)開山式』が行なわれます。富士山の御殿場口で開山式で、富士登山のシーズンが始まります。御殿場市の新橋浅間神社で行われる開山祭では、「三歳児健脚祈願」が齋行されています。

会場は新橋浅間神社

御殿場口新五合目の標高は、1440m。
富士宮口、吉田口に比べて1000mも低いかさ上げした「新五合目」のため、富士山頂までの高度差は、4コース中最大。
なんと2300mという最大の高度差を誇る登山道です。
豪快な「大砂走り」のコースが下山道となっています。

御殿場市の新橋浅間神社で行われる開山祭では、「三歳児健脚祈願」が齋行されます。
長さ3m・幅1.2mの巨大なわらじに三歳児を10名ほど乗せ、富士登山者のような健脚になりますようにと祈願するもの。

『開山式』は7月1日ですが、静岡県側の富士山山開きは例年7月10日頃となっています。

【静岡・浜松・伊豆情報局MEMO/新橋浅間神社】

富士山の御殿場口(富士山東表口参道宮)に鎮座する浅間神社。
社伝によれば、平安時代末期の応保元年(1161年)、熊野信仰衆徒の鈴木氏が造営といわれています。また、建久4年(1193年)、源頼朝が富士の巻狩りをした際に創建ともいわれますが定かでありません。
江戸時代初期の延保8年(1680年)、新橋村(現・御殿場市新橋)の『村鏡差出長』には「五社浅間宮」と記されています。五社とは、浅間・神明・八幡・天神・愛鷹大明神のこと。
神社が繁栄するのは、明治16年8月、旅館富士屋の伴野佐吉が宝永山で須山口と合流する新道(富士山東表口)を切り開いてから。
明治22年には東海道線(現在の御殿場線=丹那トンネル開通以前は東海道線)が開通し、馬車で御殿場口に到達して山頂を目ざす人が急増しました。
大正2年7月には太郎坊がスタートで山頂がゴールという『第一回富士山登山競争』が時事新報社の主催によって開催されています。
境内には地下85mから毎分300リットル自噴する湧水「木の花名水 (このはなめいすい)」もあります。

 

富士山(御殿場口)開山式
開催日 7月1日
開催時間 10:00〜
開催地住所 静岡県御殿場市新橋2081-2
開催場所 新橋浅間神社
関連HP 御殿場市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR御殿場駅から徒歩5分
ドライブで 東名高速道路御殿場ICから約2km
問い合わせ 御殿場市観光協会 TEL:0550-83-4770
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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