弁天島海浜公園

弁天島海浜公園

静岡県浜松市中央区舞阪町、浜名湖の南端、弁天島温泉街にあり、海水浴やアサリの潮干狩りが楽しめる臨海公園が、弁天島海浜公園。無人島・いかり瀬の浜に立つのが、弁天島観光シンボルタワー(赤鳥居)で、4月〜8月には潮干狩り(アサリ採り)、夏は海水浴が人気を博しています。

潮干狩り、海水浴も楽しめる江戸時代からの景勝地

弁天島海浜公園

浜名湖はもとは完全な湖でしたが、明応7年(1498年)の大地震(明応地震)の際、津波で今切口が生まれたことで淡水湖から汽水湖に変わり、同時に誕生したのが弁天島。

江戸時代からの景勝地で、葛飾北斎の『富嶽三十六景』にも描かれています。
宝永6年(1709年)に航海安全を祈願して造られた弁天社の大鳥居が、湖上の赤鳥居。
赤鳥居周辺はいかり瀬と呼ばれる浅瀬です。
現在の大鳥居は、昭和48年に舞阪町観光協会が建設したもので、国有地に立つため宗教施設とすることができず、正式名は弁天島観光シンボルタワーです。
弁天島の大鳥居と通称され、日没時には印象的な存在に。

弁天島一帯は海浜公園として整備され、赤鳥居へ潮干狩りの渡船も出るほか、夏には海水浴場が営業(潮干狩り、海水浴の瀬渡し船が公園中央から発着)。
弁天島海水浴場も明治22年、東海道線の開通時に誕生というから、まさにここは保養地の老舗。
7月第1日曜に開催される『弁天島温泉花火大会』は、静岡県内の三大煙火業者の競演で、弁天島海浜公園が観覧場所となっています。

弁天島温泉街には手頃な料金で宿泊できる「浜名湖弁天島リゾート THE OCEAN」などもあり、宿泊すれば、朝、夕、夜と変化する風景を楽しむことができます。

なお、現在、弁天島海浜公園再整備事業がスタートしており、今後、工事などで変化も予想されます。

弁天島海浜公園
弁天島海浜公園
名称 弁天島海浜公園/べんてんじまかいひんこうえん
所在地 静岡県浜松市中央区舞阪町弁天島
関連HP 舞阪町観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR弁天島駅から徒歩5分
ドライブで 東名高速道路浜松西ICから約12km
駐車場 297台/有料
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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