2024年2月23日(金・祝)~3月17日(日)、伊東市の小室山公園で『つばき鑑賞会』が開催されます。伊豆高原にある標高321mの小室山。一帯に広がる小室山公園の椿は日本有数の種類豊富さを誇ります。公園内にある「小室山つばき園」にはなんと1000種4000本もの椿が植栽されています。
ヤブツバキに加えて、1000種のツバキを植栽
小室山公園は、昭和57年に近隣の椿愛好家から寄贈された221本のツバキを植栽し、翌年つばき園として公開したもの。今では関東近県屈指の椿の園になっています。
12月から順次開花が始まり、1月中旬から見頃を迎えます。
『つばき鑑賞会』開催中には、園内の「つばきの館」で、約200種類の椿を「一輪挿し」にて展示。
園内はとくに囲いはなく入園鑑賞は無料。例年通りの開花状況なら椿のいちばんの見頃は2月末から3月にかけて。
この季節、小室山山頂のパノラマ展望台からは伊豆七島などの眺望がいいのであわせて楽しみたいところ。
小室山山頂までは山麓から観光リフトが利用可能です。
小室山公園近くには川奈港、富戸港などの漁港もあり、地魚を味わうことも旅の目的にぜひ組み入れましょう。
さらに川奈港から南へと伸びる県道109号を入れば、城ヶ崎ピクニカルコースの起点でもある伊豆海洋公園。
門脇崎(かどわきざき)には有名な海にかかる吊り橋もあるので、シーサイドハイキングをプランに組み込めば、春を感じる小旅行となるでしょう。
小室山ジオサイト
小室山は、大室山と同じ伊豆東部火山群に属する火山で、およそ1万5000年前の噴火によって溶岩のしぶき(スコリア)が火口の周りにふり積もってできたスコリア丘。伊豆半島ジオパークの小室山ジオサイトになっています。
山麓と山頂は1人乗りの小室山観光リフトが結んでいます。
小室山山頂には伊豆東部火山群4万年の歴史がわかる地層標本ディスプレイも設置されています。