第36回長八まつり|松崎町|2019

2019年9月22日(日)、伊豆松崎町で『第36回長八まつり』を開催。伊豆松崎が生んだ天才左官職人の入江長八(いりえちょうはち)。絵画や彫刻技法を漆喰(しっくい)彫刻に応用し、漆喰壁に鏝(こて)で模様を描いていたものを、絵具で彩色して室内観賞用に昇華させた、まさに芸術家。「伊豆の長八」として名を馳せた入江長八の故郷・松崎町で行なわれる年1回の長八顕彰イベントです。

松崎が生んだ漆喰芸術家・入江長八を称えるイベント

長八フェスティバル

「長八まつりは、漆喰を鏝(こて)で巧みに描き芸術の域まで昇華させた伊豆の長八を讃え、記念するイベント」(松崎町企画観光課)とのこと。

長八の菩提寺である浄感寺(じょうかんじ)では、『長八供養祭』も行なわれます。
弘化2年(1845年)、長八31歳の時に弟子2人を連れて浄感寺の再建に係わり、浄感寺天井に描いた鏝絵『八方にらみの龍』は傑作中の傑作です。浄感寺の本堂は長八記念館になっています。
さらに『長八供養祭』にあわせて「伊豆の長八美術館」周辺で、『長八フェスティバル』が行なわれ、音楽祭、サービスコーナー、地場産品直売などを実施。

車で来場の場合は、臨時駐車場(丸高駐車場・松崎旧港)または中瀬有料駐車場(3時間無料)を利用。松崎旧港から「伊豆の長八美術館」へはシャトルバス(無料)を運行。

また「伊豆の長八美術館」特別展示室では、『伊豆の長八美術館第22回特別展(第17回全国漆喰鏝絵コンクール作品展)』を開催。
漆喰鏝絵(しっくいこてえ)は、なまこ壁などに使われる漆喰を鏝でレリーフ状に盛り上げ、顔料などで彩色するもので、伊豆の長八が芸術の域まで高めたと言われています。松崎町では、毎年漆喰鏝絵の普及、継承を図るため全国規模のコンクールを実施しています。
全国から応募のあった作品のうち最優秀賞1点、優秀賞2点、入賞12点の計15点が、伊豆の長八美術館第22回特別展で展示されます。

長八まつり
浄感寺天井に描かれた鏝絵『八方にらみの龍』
浄感寺天井に描かれた鏝絵『八方にらみの龍』

 

第36回長八まつり|松崎町|2019
開催日時 2019年9月22日(日)
所在地 静岡県賀茂郡松崎町松崎234-1・松崎23
場所 浄感寺、伊豆の長八美術館、伊豆の長八美術館駐車場周辺
関連HP 松崎町公式ホームページ
電車・バスで 伊豆急行線蓮台寺駅から東海バス堂ヶ島方面行きで40分、松崎下車、徒歩15分
ドライブで 東名高速道路沼津ICから約80km
駐車場 臨時駐車場(丸高駐車場・松崎旧港/無料)、中瀬有料駐車場(3時間無料)
問い合わせ 松崎町企画観光課 TEL:0558-42-3964/FAX:0558-42-3183
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
 

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