JR在来線の狭軌(1067mm)よりも狭い、かつての軽便鉄道(けいべんてつどう)などに採用された軌間762mmの鉄道を特殊狭軌(ナローゲージ)と称していますが、その半分の軌間381mm(15インチ)という超狭軌の鉄道が伊豆にあります。それが「虹の郷ロムニー鉄道」(静岡県伊豆市)です。
「修善寺虹の郷」の園内乗り物ながら本格派の観光鉄道に

15インチ軌間というのは、明治7年、イギリスのダフフィールド溪谷鉄道(Duffield Bank Railway)で採用された最小軌間鉄道。
もともとはアーサー・ヘイウッド(Arthur Heywood)が庭などに走らせる庭園鉄道(garden railroad)としての利用を目論んで開発、フランスのポール・ドコービル(Paul Decauville)は戦場、鉱山、観光などで簡易に敷設できる実用鉄道として開発しています。
日本国内では修善寺虹の郷園内の「ロムニー鉄道」が常設で常時運用する唯一の軌間381mm「最小軌間鉄道」。
イギリス村のロムニー駅からカナダ村のネルソン駅間を往復するもので(往路1.4km、復路0.9km)、イギリス・イングランドのロムニー・ハイス&ディムチャーチ鉄道(Romney Hythe and Dymchurch Railway)、レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道(Ravenglass and Eskdale Railway)の協力を得て運行するという本格派です。
機関車もイギリス製の蒸気機関車3両、ディーゼル機関車2両。
蒸気機関車のカンブリア号(Cumbria)、ノーザン・ロックII号(Northern Rock II)は、レーブングラス・アンド・エスクデール鉄道から、展示車両のアーネスト・W・トワイニング号(Ernest W. Twining)はイギリス・ウエールズのフェアボーン鉄道(Fairbourne Railway)から譲渡されたものです。
園内の乗り物ながら、本場イギリスの観光鉄道の雰囲気を味わえるのが、「ロムニー鉄道」なので、乗り物好きならぜひ一度体験したい鉄道といえるでしょう。
碓氷峠鉄道文化むらを走る「園内周遊あぷとくん」は、イギリス生まれの蒸気機関車が牽引しますが、2フィート(610mm)ゲージ。
対する「ロムニー鉄道」は鉄道と称するだけあって、本格的な観光鉄道となっているのです。
10月中旬〜3月下旬の『「虹の郷イルミtheナイト』の期間は、「光るSL ロムニー鉄道」となって登場。
人気を呼んでいます。

| 日本最小、軌間381mmの鉄道が伊豆に! | |
| 名称 | 虹の郷ロムニー鉄道/にじのさとろむにーてつどう |
| 所在地 | 静岡県伊豆市修善寺4279-3 |
| 関連HP | 修善寺虹の郷公式ホームページ |
| 電車・バスで | 伊豆箱根鉄道修善寺駅から東海バスで20分、虹の郷下車、すぐ |
| ドライブで | 東名高速道路沼津ICから約32km |
| 駐車場 | 1000台/有料 |
| 問い合わせ | 修善寺虹の郷 TEL:0558-72-7111/FAX:0558-72-7872 |
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