富士山で「影富士」を見る方法とは!?

富士山の絶景といえば、「赤富士」、「逆さ富士」、「ダイヤモンド富士」、そして「ダブルダイヤモンド富士(ダイヤモンド富士+逆さ富士)」。
もうひとつ忘れてならないのが、「影富士」で、この「影富士」は、富士山5合目以上に到達した人だけに許される特権です。

「影富士」撮影には日の出、日没の1日2回のチャンスが

影富士
↑影富士を眺めるのは、当然ですが富士登山者だけに与えられた特権です

「影富士」とは、富士山がシルエット(影)となって雲海や下界の地表に浮かぶ姿。
「運がいいときは湘南あたりまで伸びている気がする」(山小屋関係者の話)というほど規模が大きいのは、さすがに日本一の富士山。
では、どんな時に見ることができるのかといえば、日の出から数時間、日没前(夕方)数時間の斜光状態の時。
富士山頂の日の出は開山時の7月10日頃で4:26頃。7月末で4:41、お盆の8月15日で4:53頃となっています。

影富士
↑ご来光と日没時には小屋の外に出てキョロキョロと

吉田ルート・須走ルートの「ご来光&影富士」スポット

ご来光を狙うなら、7~8月の登山シーズン中の日の出は東北東から昇るので、山頂北東のお鉢(火口壁)稜線上であれば、どこからでも見ることができます。
つまり、吉田口、須走口からの登山者は、日の出シーンに有利な場所にいることになります。
影富士は日の出の場合は富士山の西側(朝霧高原・富士宮側)に現れますから、山頂北東のお鉢では火口が邪魔になって日の出時には見ることができません。
吉田ルート・須走ルートの日の出の人気スポットは大日岳、少し足を伸ばした成就岳です。登山者の多い吉田ルートのご来光スポットである大日岳はかなり混雑するので早めに場所を確保する必要があります。
吉田ルート・須走ルートの山頂周辺でご来光を眺め、影富士を期待する場合には、反時計回りにお鉢巡りをして久須志岳から雷岩(いかづちいわ)へと向かいましょう。本栖湖、精進湖、朝霧高原を眼下にする雷岩一帯は、ご来光直後の影富士の好スポットになっているのです。

影富士
↑吉田口8合目からの雲海の影富士

影富士

 

富士宮ルート・御殿場ルートの「ご来光&影富士」スポット

表富士側のメインルートである富士宮ルート、そして御殿場ルートの登山者は、富士宮口の山頂(富士山本宮浅間神社奥宮周辺)が東側の成就岳に視界を遮られ、ご来光を眺めることができません。ご来光は最高点である剣ヶ峰へ登るのがポピュラーですが、人気スポットゆえに混雑します。そこで注目が三島岳です。富士宮口山頂から剣ヶ峰への間にあるピークですが、登山道からやや外れるため、前日に三島岳山頂を確認しておくのがいいでしょう。日の出前の薄暮の時にアプローチ道を見つけるのは大変だからです。三島岳山頂からなら、影富士も大いに期待できます。
富士宮口山頂近くには駒ヶ岳というピークもありますが、少しガレていて足下が不安定な場所があるのであまりおすすめできません。
早起きができたなら懐中電灯やヘッドランプの明かりを頼りに成就岳まで足を伸ばすのもいいでしょう。ただし山頂北東のお鉢(火口壁)稜線上となるので、影富士は無理な位置になります。
逆に影富士ばかりにこだわるなら、三島岳から剣ヶ峰を経てお鉢を時計回りに回ってら雷岩(いかづちいわ)へと向かいましょう。

影富士
影富士・大沢崩れ
↑剣ヶ峰から時計回りにお鉢を回り大沢崩れ最上部からの朝の影富士。下界は朝霧高原

日没時の「影富士」スポット

日没を目的に富士山頂を目ざす人はあまりいません。富士登山でいえば、御殿場ルートが富士山の東斜面に位置していることで山小屋から影富士がもっとも見えやすい条件にあります。つまり御殿場ルートなら前日に山小屋から影富士が、そして登山途中のどの場所からもご来光を眺めることができます。
夕方の影富士は、富士宮ルート・御殿場ルートの山頂あたりから、日没間近に山中湖方面にできるのを狙うのが一般的です。

夕方の影富士
↑日没時の影富士は山中湖がバックに

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