貴船神社例祭『掛塚まつり』(磐田市)

磐田市で『掛塚まつり(貴船神社例祭)』。天竜川の河口に位置する磐田市掛塚は、かつて掛塚湊が栄え「遠州の小江戸」と呼ばれて繁栄しました。掛塚湊の発展とともに栄えた掛塚地区の氏神、貴船神社は、海上海運の安全、漁業、農業の守護神として崇敬され、廻船業者の尊崇を集めました。それ例祭が『掛塚まつり』です。

掛塚湊の繁栄を伝える絢爛豪華な屋台に注目

毎年10月第3土・日曜に斎行される貴船神社例祭。神事では、浦安の舞が奉納され、ご神体を載せた御神輿が町内を渡御。9つの町内からは絢爛豪華な屋台が曳き出されます。

貴船神社の神事「神輿の御渡(おわたり)」は、年に一度、御神体が神社から、御仮のお供をするもので、『掛塚まつり』の中心。
江戸時代の掛塚は、廻船業を中心として栄え、財政も豊かでした。造られた屋台も、豪華絢爛たるもので、金箔を貼り、信州諏訪の立川和四郎をはじめ、名工の刻んだ彫刻と、精巧な刺繍を施した天幕で飾られ、当時の美術工芸の粋が結集されてします。
この豪華な屋台が華麗な京都流のお囃子の中を、提灯をきらめかせながら巡行。

掛塚屋台囃子は、言い伝えによれば、後醍醐天皇の皇子・宗良親王が遠江国井伊谷に向かうため、延元3年(1338年)9月、伊勢の大湊を軍船数十艘で出航した際、遠江の沖にて暴風にあい、船団は散り散りに。宗良親王の船は、遠州白羽湊になんとか漂着。宗良親王は、海難を逃れ目的の地、井伊谷に向かう途中、貴船神社の祭典に出会い、村人は貴人を迎え大いに歓待、皇子の前途の隆昌を祈願。この折りに、随員の中御門中納言某により、御公家囃子が伝授されたのが始まりとか。掛塚屋台囃子は静岡県無形民俗文化財。

掛塚まつり(貴船神社例祭)

貴船神社例祭 掛塚まつり DATA

開催日 2016年10月15日(土)〜10月16日(日)
所在地 静岡県磐田市掛塚926-1
場所 貴船神社
電車・バスで JR浜松駅から遠鉄バス掛塚方面行きで、掛塚下車、徒歩2分
ドライブで ●●●
駐車場 天竜川河川敷(掛塚橋付近)を利用/無料
問い合わせ 磐田市商工会TEL:0538-66-2524/FAX:0538-66-4731
公式HP http://www.kaketsuka.jp/

 

掛塚湊の碑/「遠州の小江戸」と呼ばれた掛塚湊(磐田市)

2016.09.20

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