第37回富士山御神火まつり(富士宮市)

静岡県富士宮市は、江戸時代以前から東海道側からの富士登山の玄関口。富士山8合目以上は富士宮に鎮座する富士山本宮浅間神社の境内地。富士山頂には奥宮(おくみや)があります。富士山頂で採火した御神火(ごじんか)の下、8基の神輿(みこし)が練り歩きます。

「神田川昇り」がハイライト

富士山本宮浅間神社の建つ地も溶岩流の末端。さらにその元宮といわれる山宮浅間神社は、富士山の噴火を鎮める祭祀遺跡(富士山遥拝所)。富士山本宮浅間大社の創建以前に富士信仰の大神が最初に奉斎された場所といわれています。つまり、富士山信仰のルーツは、富士山の噴火を鎮める祭祀。御神火とは伊豆大島と同様に、火山の象徴である火(噴火・噴煙)のこと。

『富士山御神火まつり』は、そんな富士宮の歴史的な背景を踏まえ、昭和54年、富士宮青年会議所の発案で始まった夏祭り。
富士山本宮浅間大社奥宮で、御神火祭採火式が執り行なわれ、富士宮市街地に御神火を遷します。

8基の神輿に御神火を点火し、市内の商店街を練り歩き、最後に神田川の水流を湧玉池へと遡る、「神田川昇り」(TOPの画像)が行なわれます。
「神輿の重さは800kgから1tほどあり、1基当たり60人から100人の担ぎ手が必要となります」(富士宮市観光課)とのこと。

大人神輿出発は17:30、神田川昇りは20:00〜。
「大人みこしの神田川昇りはこの祭りのハイライト」とのことなので、お見逃しなく!

実際に神田川に入ってみると、
「さすがに富士山の伏流水で、思った以上に冷たい!」(プレスマンユニオン・板倉あつし)。
この清冽な水流を、かつて富士登山では水垢離(みずごり=登山の前に水で体を清める行為)の場だった湧玉池めざして遡上。
御神火と水、そして勇壮な太鼓の音と、まさに霊峰・富士山に奉納する現代の祭です。

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富士山御神火まつり(富士宮市) DATA

開催日 2016年8月6日(土)
開催時間 御神火採火式=16:00〜
御神火練歩=16:20〜
宮出し神輿渡御=17:30〜
富士宮四大音頭踊り=17:50〜
神田川昇り神輿渡御・宮入り=20:00〜
所在地 静岡県富士宮市宮町1-1
場所 富士山本宮浅間大社、市内目抜き通り
地図
電車・バスで JR富士宮駅から徒歩15分
ドライブで 新東名高速道路新富士ICから約8km(17分)
問い合わせ 富士宮市観光課TEL:0544-22-1155
公式HP http://www.fuji-hongu.or.jp/sengen/index.html

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